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氷菓

角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2001-10-31

現在好評アニメ化している“氷菓”の書評。
知っての通りの関谷純の物語と折木奉太郎の千反田えるの“わたし、気になります”
に振り回される灰色と薔薇色の狭間の日常ミステリー物語。
感想といえば感想になるのかな。
かなり読みやすいですね。アニメを見ていたので
語りすぎない主人公達の外見設定もアニメの絵を想像しながら読んでいたので
気になりませんでした。

関谷純に到達するまでの小さな謎解き物語については特に思うことはないけれど。
アニメと違う部分について特筆しようと思います。
まず最初の千反田えるの恣意的ではなく無意識的に閉じ込められる話はと
愛なき愛読書との間に当たる、ホータローと里志で行った捏造の掲示板の裏に隠したアレ。
原作には影も形も存在しなかった。
あれは、アニメオリジナルだったらしい。

という事で本題たる関谷純の物語「氷菓
ここは氷菓についての感想よりも個人的に小説を読みながらまとめた
氷菓についての謎解きを。アニメでホータロー達が行ったように私も
コピー用紙にシャーペンを走らせて謎解きを追っかけてみました。
以下各キャラクターによる解釈は、長くなるので省略をします。
あくまでも事実による謎解き。
以下ドラッグをば。
各仮説からのっけようと思ったけれど長くなるので省略。
5W1H。
いつ
三十三年前。これはいわずもがな。
摩耶花が提示した団結と祝砲の情報から6月
氷菓の情報から10月
ということがわかる。
両方を矛盾なきよう信用する事によって
事件→6月、退学→10月となる。

どこで
神山高校で。

誰が
古典部 部長 関谷純が。
神高月報を信用して
全学=(全校生徒が)

なぜ
VS教師。
自主性が損なわれたから。
原因は文化祭。
校長が提示した
寒村の寺子屋に甘んじてはいけないと発破をかけた。
しかし今に思えばそれはこの後の社会を見越していたといえた。
だがその時は建前で文化祭潰しとしか思えなかったという事。
そして文化祭は5日→2日に、平日開催→週末開催に変更。
結果5日間=英雄の戦果

どのように
●古典部部長 関谷純の英雄的指導に支えられて
●果敢なる実行主義

なにを非暴力不服従。
狭義の上での暴力はなし(手は挙げていない)
広義の上ではあったといえる(デモやストライキなど)

結果:文化祭の縮小を断念。
というのが折木奉太郎が提示した全員の収集した情報を矛盾なきように統合した結果。

姉のカンヤ祭が禁句で事件は悲劇という言葉で疑問を抱き。
再び検討。
犠牲=イケニエと読む。
郡山養子=糸魚川養子。
年齢の一致と養子という字が珍しい。
例えば、
福部里志
伊原摩耶花。
イバラサトシと見ても里志が婿入りしたとは思えないと
だが伊原里志ならば話は別と例に出す折木奉太郎。

後はアニメ動揺に解決へと向かう。
正直原作にしか存在しない伏線を補完しようと思ってこういう形にしたのだけど
原作の伏線が秀逸で京アニさんは忠実にそれを再現していて、更に言うならば
アニメの方が保管していたりするので感想段階で保管する部分が存在しない。
アニメ版はアイスクリームと言われてスペルはなかなか頭にでないと思うけれど
原作はIScream(訳はなし)アニメは私は悲しいという訳あり。
原作は、その言葉遊びな洒落を憤りながら投げかける際のホータローの心の叫びとも
言える慟哭に近いソレが記述されているのでどちらが良いとも言い難い。
ちなみに氷菓という意味のアイスクリームは(ice cream)というスペル。
ホータローが司書室にてこれに関してヒントを与えている。
音節を切ってくれと。


だから少し原作とアニメの相違点を覚えている範囲で書こうと思います。
ここまで読んでくれた人ならば問題ないと思うので、ここからは反転させませんね。
・千反田えるが閉じ込められた一件、アニメでは電気の付替えだけれど
原作では電気の付替えではなくグロースターターか火災報知器の点検という事になっている。
ホータローの性格から原因究明には至っていない。鍵がかけられた原因で止まっている。
恐らくアニメではわかりやすく解釈するために蛍光灯の取り替えとなっている。

・冒頭で書いた、掲示板での捏造した一件。
これそのものがアニメにしか存在しない。

・もう一つは喫茶店「パイナップルサンド」
特筆することでもないけど、アニメで触れていない部分ということで
千反田えるが頼んだのは「ウインナーココア」ホータローは「キリマンジャロ」
ホータローがこの店のキリマンジャロの酸味と焦茶色を基調とした店内の雰囲気がお気に入り。
ホウタローは苛々しながら待っていたけれど千反田えるが到着したのは約束時間少し前で
遅刻はしてない。
本題の前世間話として千反田がこの店に好印象を持ったことを語り、それに対して俺が
この店でコーヒーを頼まないのは上野動物園でパンダを見ないようなものだと言い、
千反田がさらに反論して自分がいかにカフェインに弱いか豊富な実例を挙げて説明しているところで
ウインナーココアが到着し、山のように盛られた生クリームにホータローがぎょっとするという記述が
一切カットされていて残念。面白そうなくだりなのに。

・折木供恵の手紙により文集の在り処がわかる部分で鍵は開いている事になっているが原作では
鍵は壊れているとなっている。

・遠垣内先輩の件での壁新聞部の件は複数あるけれど、アニメでは入ってすぐ作業してるけれど
原作では、空気循環させている部屋は、部室の隣の準備室となっている。
これも簡潔にするために作業だと思う。

・千反田邸に行く前に、里志がオカマ風にやってくる部分は原作では校内です。
三つ目は、千反田邸でホータローがトイレに立つシーンは、アニメでは道順を教えてくれるけれど
原作では、律儀にも千反田えるが先導してくれます。だから
千反田えるの部屋を覗いてしまうイベントは発生しません。

・司書室の謎解きで最後の最後のIScreamのくだりは上記に記述したとおり。
ホータローがヒントを与えるのが原作。IScremの訳を読み上げるのがアニメ。

・そして原作には最後に後日談的に文集作業の最後の追い込み部分の1シーンがある。
そしてそこには千反田えるは、墓参りに行っている。
結局戻ってきてホータローは弓道部の気になりますまた振り回される。

・追い込みについて少し記述
摩耶花は、寺・ミュー・ナンバーズとかいう古典的名作マンガについて
里志は、ゼノンとパラドックスについての文集らしい。
ホータローは、件の古典部について
千反田えるは、関谷純についてらしき記述があった。

そしてその修羅場で原稿が遅れたことによって文化祭の失敗に繋がる事になる。

個人的に思いだけど
糸魚川先生て情報を知りすぎてはいない?
そして裏方に徹していたリーダーの存在にも言及していた所をみると
糸魚川先生が裏のリーダーだったのでは?という解を自分の中で提示しつつ
それを打ち消している現在。

そうそう表現による意味だけど。
原作にて文集捜索1回目図書室へ向かう前、ホータローが読んでいるペーパーバックについてだけど
それは、簡単に言えばソフトカバーの事。雑誌、新書、文庫の多くはこれとの事なので
アニメとの相違点には分類されない。

グロースターター【glow switch starter】

蛍光ランプを短時間に自動的に点灯するための小型の放電ランプ。点灯管ともいう。アルゴンガスを封入してあり,一方の電極は固定されているが,他方の電極はバイメタルで作られ動くことができる。点灯するしくみは,次のとおりである。電源を入れると,グロースターター内の放電が始まり,微小電流が流れて,薄紫色に光る。放電とともに電極部分が発熱するので,バイメタルの先端が伸びて固定電極に接触し放電は停止する。このとき,蛍光ランプの両フィラメントに大きな電流が流れて,フィラメントが加熱され放電の準備態勢に入る。

との事です。専門用語じゃないのかなw

ほかにも色々あるんだけどね、アニメでは赤外線のくだりの説明が簡単になっていたりと
これ以上長くなっても仕方がないのでこれで打ち切り。
気になる人はアニメと比べてみるからTwitterで聞いてください。
誰も聞かないだろうけど。
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Theme: 読書感想 | Genre: 本・雑誌
Category: 米澤穂信

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