スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

お題「SOS」「胸のときめき」「一件落着」

お題「SOS」「胸のときめき」「一件落着
今日は何かやる気が起きなかった…けど頑張った。
今回は話を切れ目というか、学校から自宅の移動とかの話を書くと
途中の過程を飛ばしたりするじゃない?
そーいうのを心がけてみた。
語りすぎるのは俺の悪い癖みたいだから。
そして失敗w
「めんどくさ……」
「文句言わない」
 俺は今学校の図書室に来ていた。
折角の夏休みだというのに朝に電話がかかってきて、学校の図書室の手伝いを頼まれて何故だか本の整理なるものを手伝わされている。
「零斗さっきから文句多い」
恨めしそうに睨んでくるのは花咲瑠夏、俺も今朝知ったけど図書委員だったらしい。
「仕方ないだろう、折角夏休みだぞ、ぐーたら毎日できるというのにいきなり電話でたたき起こされた上に図書室に呼び出されたら誰だって
文句の一つでも言いたくなる」
 瑠夏は顎を摘みやや俯くように思案すると、
「後でご飯作りにいってあげるわ」
一瞬どきりとした、というか瑠夏を我が家の台所に入れるわけにはいかない、何もかもが目分量で料理をはじめるから、食えたものじゃない。
以前醤油を一瓶を丸々鍋に突っ込んだ事があった、それだけは是が非にも阻止しなければならない。

 取り敢えずの本の整理は終わったので学校を出て帰路に付いていた。
冗談で言ってのかと思っていたけれど本気で昼食を作るつもりらしい。
俺は内心で慄いていた、このまま瑠夏を家に連れて行くと俺に明日は来ないかもしれない。どうにかして瑠夏を家に入れない方法を考えな
ければ。
 首をかしげて俺の方を向くと閃いたように
「スーパー寄ろっか」
と俺が心の中で右往左往しているのを知ってか知らずか嬉々として俺の手を引く。

 スーパーに付いてしまった。
「何作ろうかなー」
何も作らないで下さいお願いだから。
「カレー……ベタすぎよね肉じゃがも……うーん、チャーハンは簡単すぎるしもう少し凝った方がいいよね」
凝らなくていいです、レトルトでいいから……
「そうだ、創作カレーにしよう」
やめてー……
心の中で絶叫していると、こちらを向いて睥睨してきた
「な……なに?」
震える声でそう告げると
「人が必死に何作ろうか考えてるんだから協力してよね」
協力ってナンデスカ
「えーっとだな……そんなに腹減ってないから適当なモノで」
「却下」
遺書書いたほうがいいかな……お母様、先立つ不幸をお許し下さい
「そうだ!」
突然そういうと何かを閃いたようで、ものすごい勢いで食材をかごにぶち込んで行く、
カゴがいっぱいになる程に入れ終えると、
「会計してくるねー」
そのままの勢いでレジに走っていってしまった。
「一体何なんだ……」
というか何作る気だよ、どう見ても適当に食材いれまくったようにしか見えない。

 自宅に着くと、勝手知ったる他所の家とばかりにエプロンを装着して、腕まくりをして料理に取り掛かる。
俺はというとおもう何も考えるのをやめようと、思考を停止して部屋の片付けをし始めた、断じて死を覚悟した訳じゃない、女子が家にいる
から部屋を綺麗にしいるけだ、そうに違いない。
「ふんふ~ん」
鼻歌を歌いながら食材をトントン、トントンとリズミカルに切り刻んでいる。
まるで新婚みたいだなーとか自覚のない胸のときめきを感じながら現実逃避をする。
そうだ、寝てしまえば食べることはできない。
よしと一人で勝手に納得してごそごそと布団に潜り込もうとすると
「何女の子一人にご飯作らせて寝ようとしてるのよ!」
料理を作る手を休めることなく、そう非難された。
お前の高等部には目でも付いているのか。
 もう無理だなと納得と諦観した感情を胸中に湛えていると
「よし完成した!」
という死刑宣告を聞いた。
やっぱり死にたくないと念じてもこの部屋にいるのは、瑠夏と俺の二人だけ、そして飯を作ったのは瑠夏で……逃げ場もSOSを受け取って
くれる人もいない。
完全にチェックメイトだった。
「さぁ食べようか」
あれ?お前も食べるのか、そりゃそうか、前回は二人で食べてトイレ争奪戦になったような気がするが……。
瑠夏が食べるのを待ってからとか思っていると、その瑠夏はというと俺の手元を穴が空きそうなぐらいに手元を凝視している。
俺が食べるまで梃子でも動かないという様子だった。
 俺は、諦めて、目を強くつむって、カレーと野菜炒めが融合したような謎の食べ物を口に運ぶ。

「あれ?うまい……」
「ほんとに?よし成功!」
「人を実験台みたいに言うなよ」
いつもの調子そう突っ込むと、突然俯いて寂しそうな、泣きそうな顔になる
「すまん、反射的に」
俯いたまま「フォローになってない」と言うと、二人の間に沈黙が支配した。
一秒が三〇秒にも感じられる長い沈黙が続いていると瑠夏が突然に口を開いた。
「私ねこっそり練習してたんだよ」
「お母さんや、調理実習部の子達に教わって」
それを聞いてふと思い出してみた、そういえば前は何も考えてないように醤油をそのままドバドバ入れていたのに今日は計量とかしてたな。
上達してたんだなーと感慨にも似た感情が湧いてきた時だった。
「お父さんを実験台にしてね」
……おじさん。
とりあえず一件落着……だよな
関連記事
スポンサーサイト
Category: 過去の記事

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。