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お題「南十字星」「袴」「登録済み」

今日のお題は、「南十字星」「袴」「登録済み」

反省、もっと掘り下げればよかったかな。
でもそうなると50分以内で書けないような……。

もっとお題を有効活用できればよかったな。
修行、修行。
発想力は鍛えられてる筈…。



六月だというのに夏が着々と近づいている。
来なくて良いからそのまま引き返してくれないだろうかとか考えてながら学校前の長々とした坂を上っていたると。
「やほー天(たかし)、おはよー」
「おう、弓おはよ」
汗だくになりながら振り返りもせずに挨拶を返す。
「天は自転車で登校しないの?天の距離なら許可降りるんじゃないの?」
「この坂を自転車で上れというのか?断固拒否する」
傾斜十二%っていう歩行者殺しの坂で地元では有名でそれも山をそのまま削り出して舗装しただけのような坂なのだ、そんな所を自転車で登る奴の気が知れん、うちの学校は原付禁止だし。
「ふーん、相変わらずもやしっ子だね」
「うるせー、お前もたまには天体観測してみたらどうだ?少しはお淑やかになるかもよ」
「何言ってるのよ?私巫女だよ巫女」
「戦巫女ってやつか?」
「……」
無言な殺気を感じたので全力で学校まで疾駆する。勿論学校へ行くまでに捕縛されて一発ポカリと殴られた。

 放課後になり部室で星座関連の本を読んでいると何の風の吹き回しか弓が袴姿で部室にやってきた。
まさかまだ今朝の事根に持ってるんだろうか。
そんな事はおくびにも出さず。
「どうした?、サボリか?」
「袴姿でサボル奴が何処にいるのよ」
そりゃそうか。
「もうすぐ南十字星が見える頃よね」
「そうだな、」
「明日うちで天体観測しない?」
なんだろう、本当にどういう風の吹き回しなんだろう。こういう時のこいつは何か企んでる時か、本当に反省をしている時のどちらかだ。
「いいよ」
「じゃあ八時ぐらいにうちに集合ね」
「了解」
「あ、来るときメールしてね、色々準備もあるから」
そういうとそそくさと部室を出てしまった。
部活にでも行ったのだろう。
視線を本に戻し読書を再開した。

「重い……」
弓の家へ向かっている途中である。
弓の家は町内でも有名な神社で弓はその娘で巫女だ。
そしてその場所が大問題だ山の頂上付近にあるため、天体観測の機材を背負いつつそこまで徒歩で登らないといけないのだ。
半分ぐらい進んだ所で道に木の陰に座って休憩している所でメールを送るのを忘れていた事に気が付いた。
 鞄から携帯を取り出す。連絡先は登録済みだ、メールが送られた事を確認すると、再び歩を進める。

 一時間ぐらいかけてやっと神社の鳥居がみえるぐらいの距離に近づくとその真下に小さな人影があった。
「おそいー」
非難してくる弓に
「うっせーこの殺人坂を機材を持って登った身にもなりやがれー」
と、いつものコミュニケーションもそこそこに観測の準備に取り掛かった、時間も限られている。この季節の南十字星の観測時間は夜八時から十字迄なのだ。既に予定時間を過ぎている。
弓にも手伝ってもらいながら、神社の裏手の夫婦岩付近に天体望遠鏡を設置すると。
他愛のない昔話をしながら南十字星が見えなくなるまで観測をした。
余談だけど、またこの殺人坂を下る気も起きなかったし弓の両親の厚情もあり、一泊させてもらう事となった。
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