スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

お題「仮面ライダー」「練り香水」「深呼吸」

お題「仮面ライダー」「練り香水」「深呼吸」

最初に思ってたのとは別の方向へ行ってしまった。
そしてまとめきれなかった。

三題噺って原稿用紙三枚程度だったような。
結果六枚にも至ってしまった。
しかし書いてると楽しい。

今後はもっとまとめられるようになならなければ。



容姿端麗・頭脳明晰どこぞの漫画ではアイドル扱いされて冴えない男子生徒とひょんなきっかけから友達になりそこから恋人になるんだろうがいつの世も現実は哀しいぐらいに残酷だ、それ彼女は、俺の姉でもある霧島ゆかた、高校二年だ。
「麗都、麗都、ねえってば聞いてるの?」
「ん?あぁ何の話だったか?」
「ばか、可愛い姉が悩んでるのに他の事を考えるとかほんとありえない」
ぷいっとふてくされて横を向いてしまう。
ほんとこっちこそありえない姉じゃなければ本当に関わりたくない部類だけどそうなると母親と徒党を組んで糾明してくるに違いない。それだけは避けねばならない。
「えっと、ごめん、ごめん姉ちゃん、で本当に何の話だっけ」
「本当に聞いてなかったのね、ラブレター貰ったんだけどどうしよう……」
そう言うと、上目使いで顔を紅潮させてもじもじしている。
姉ちゃんにラブレターを送るような相手ならその表情を本人の前で見せてやればイチコロだと思うけどな、本当に学校じゃアイドル級な扱いなくせに本人だけはどうしてこうなんだろう……疑問だ」
「どうしようも何も姉ちゃんが前に好きだとか何とか言ってた奴だろ返事すりゃいいじゃんかよ、というか貰った時に返事しなかったのか」
「貰ったというか……下駄箱に入ってたのよ」
というと今度は俯いてしまった、忙しい奴だ。
今の時代に下駄箱にラブレターとか姉も姉だがそいつも天然記念物かも。
「まずは返事だな、姉ちゃんの気持ちを手紙にしたためるかもしくは……」
俺は少し言い淀む、この姉ちゃんが直接ラブレターの相手に好きだの嫌いだの付き合うだの付き合わないだのそんな事を面と向かって言えるとは到底思えない。
「あぁ、肝心な事を忘れていた、姉ちゃんはそいつの事好きなのか?」
更に姉ちゃんは、俯き。
「……うん」
 なんだよ、答えなんてもう出ちまってるじゃないか、わからないのは本人ばかりか。
「めんどくさいから巻いていくぞ」
というと明らかに動揺したように手をぱたpたさせながら
「姉の悩みをめんどくさいで片付けるな」
「心配しなくともちゃんと面倒は見てやるようぶで思春期なおねえちゃん」
瞬間、先ほどとは違う意味で顔を赤くして、顔面に拳が飛んできた。

「どうだちゃんと誘えたのか?」
「さ、誘ったけど……これじゃまるでデートみたい……」
「は?というかデートだし」
これは見事というかピーっていうやかんの効果音が聞こえてきそうぐらいに真っ赤っ赤だ。
呼気をもらすと、俯いてしまう。
「取り敢えずだ、練り香水をつけろ」
「え?私……今」
あーどうやら言葉足らずすぎたらしい姉ちゃんは犬みたいに体臭チェックをし始めた。
「いや、念の為だ……」
「そ……そう」
ばつが悪そうな表情をすると手首や首筋辺りに香水を塗着すると同時に甘酸っぱい香りが風に乗って流れてきた。
「でなんで遊園地なの?お約束といえばお約束だけど……今真夏よ」
「根暗は真夏だから遊園地なんだろ、それに今日は仮面ライダーのショーがあるみたいだカップルでいけば結構楽しめるらしい」
「カカカカカ、カップルじゃない……もん」
我ながらミスった……姉ちゃんの話を聞く限り相思相愛だから口が滑った。
そうこうしていると彼氏候補もといラブレターの差出人が待ち合わせ場所にやってきた」
「ぁ……」
姉ちゃんもしれに気がついたようだ。
「五分だ……五分遅れて行け、その方が効果覿面だ」
「何の?」
「姉ちゃんに彼氏ができるおまじないだ」
「……」
俺の顔を赤い顔をして黙視してくる。
「それよりもそろそろ時間だ、深呼吸してからいけよアレと対面した途端に過呼吸でぶっ倒れたとか笑えねえぞ」
「わかってるわよ」
 そういうと自分の胸に手を当てるとお手本のような深呼吸をすると、待ち合わせ場所に小走りで駆けていった。
やれやれだ。
関連記事
スポンサーサイト
Theme: 三題噺 | Genre: 小説・文学
Category: 過去の記事

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。